研究課題/領域番号 |
17K02415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
千本 英史 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (50188489)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 今昔物語集 / 生成 / 受容 / 南方熊楠 / 闘鶏神社 / 生成と受容 |
研究成果の概要 |
『今昔物語集』の成立について、九州大宰府という地域が何らかの関係を有しているのではないかということについて、1)『弘賛法華伝』の渡来、2)源俊頼と『俊頼髄脳』の『今昔物語集』との関わり、3)「後三年合戦」および安倍宗任と『今昔物語集』との関わりの三点について、これまでの諸説を検討し、その可能性を指摘した。 『今昔物語集』の日本近代作家による受容について、菊池寛、今東光、杉浦明平という、これまでほとんど言及のなかった作家のケースについて、新資料を用いながら、検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『今昔物語集』は、日本古典文学中でもっとも名の知られた説話文学作品でありながら、その全体が文学全集などで提供されることも少なく、成立・受容過程については、疑問が山積している。 今回の研究は、具体的な観点を明示して、成立について、新たな角度から新視点を提示するとともに、ともすれば芥川龍之介などごく限られた作家についての「受容論」にとどまってきた研究を、日本近代文学全般への影響を考える観点から、これまで取り上げられることの少なかった作家について、資料を提供した。
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