研究課題/領域番号 |
17K02437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 石川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
高島 要 石川工業高等専門学校, その他部局等, 客員研究員 (80124022)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本文学 / 近世文学 / 近世漢詩 / 大東詩集 / 舟木藻雅堂 / 漢詩総集 / 近世漢詩人 / 日本漢詩 / 大東詩集詩人姓名 / 漢詩 / 蓬蒿詩集 / 国文学 / 古文辞派 |
研究成果の概要 |
近世漢詩総集『大東詩集』について現存する伝本を系統別に整理した。収録漢詩に、作品番号を付し、全編について電子化テキストを作成した。これによって、収録詩人数、収録作品数を確定した。『大東詩集』の詩作品及び「大東詩集詩人姓名」をもとに、『大東詩集』に採録された各詩人の別称、出身地、主な著作等を整理した。また、収録詩人名索引を作成した。漢詩の典拠となった詩集を通して、採録の経緯を検討した。『大東詩集』の編集方法について、他の漢詩集との関係を検討して考察した。採録された詩人を特定し編者舟木藻雅堂の役割等を通して、『大東詩集』について文学史的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本文学における漢文学・漢詩文学の果たした役割は大きい。特に、江戸時代は、漢詩漢文学が大きく深化し、拡がりをみせた時期であった。中に漢詩文芸の成果は、多くの詩人たちの佳作・名作を収録した漢詩総集に顕著である。本研究者はこれまで、近世漢詩総集『日本詩選』『煕朝詩薈』また明治初期成立の『東瀛詩選』について、作品本文のデータベース化、収録詩人の様相等の研究をすすめてきた。ここに江戸中期の『大東詩集』の作品本文の電子化を行い、詩人の様相等を加えて、近世漢詩文芸研究の基礎を成したことが、本研究の第一の意義である。
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