研究課題/領域番号 |
17K02449
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
奥田 浩司 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90185538)
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研究分担者 |
米村 みゆき 専修大学, 文学部, 教授 (80351758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 満州国 / 朝鮮人移民 / 植民地朝鮮 / 旧満州国 / あまんきみこ / 日本文化 / 高齢日本語話者 / 日韓交流史 |
研究成果の概要 |
満州国の建国以降、多くの朝鮮人が満州国に移住する。植民地朝鮮から満州国への移住は、日本、植民地朝鮮、満州それぞれの統治主体の思惑にしたがって遂行される。本研究は、統治主体の複雑な関係性の中で、朝鮮人移民が、どのような状況下に置かれ、どのように移住し生活したのか、と言う観点から調査研究を進めた。中国で暮らす朝鮮人の高齢日本語話者へのインタビューを基に進められた。研究では、得られたインタビュー記録を基に、同時代史料を収集し、朝鮮人移民の実際の生活について考察を加えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、主として、一人の朝鮮人の高齢日本語話者のインタビュー記録に焦点を当てて行われた。インタビュー記録を基に、同時代史料を参照しつつ、朝鮮人移民の日常について考察を加えた。結果的に、本研究はアラン・コルバン『記録を残さなかった男の歴史』に近接することになった。言わば大枠の歴史的事象ではなく、朝鮮人移民の日常を明るみ出すことで、これまでの朝鮮人移民の研究に新たな視角から知見を加えたと考えられる。
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