研究課題/領域番号 |
17K02459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
奥野 久美子 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (50378494)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 講談本 / 実録 / 芥川龍之介 / 近代説話 / 日本文学 / 近現代文学 |
研究成果の概要 |
4年の研究期間で、学会・研究会発表3件、論文3本(成果報告論集の編集を含む)をまとめ、事件もの講談本、事件もの実録、一休やロシア文豪、木曽義仲の〈説話〉などを研究素材とし、それらの近代文学における生成と展開を跡づけることができた。日本近代文学が古典や外国文学だけでなく、実録・講談も含む豊かな土壌に咲いた文化であることを、一端ではあるが実証できた。海外共同研究者との共同研究を論集にまとめることができたことも成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、事件ものの実録・講談本の実態と、その文学作品への流れを実作に即して解明してきた。これまでほとんど手付かずであった、事件もの講談本の実態調査研究(書誌的調査も含む)や、有名無名の人物の近代における〈説話〉生成過程の研究の端緒を開くことができたことが、学術的意義である。また、歴史上有名な人物の〈説話〉形成には研究者のみならず一般の関心も高く、実際に本研究の成果論文の中には、一般向けの公開講座での講義内容をもとに加筆したものもある。講談本や実録の存在を広く知らしめ、関心を高めてもらう一助となったと考えている。
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