研究課題/領域番号 |
17K02472
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
瀬崎 圭二 同志社大学, 文学部, 教授 (70413284)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | テレビドラマ / 戦後文学 / 芸術祭 / 大衆 / 1950年代 / 1960年代 / 昭和30年代 / 記録芸術の会 / 佐々木基一 / テレビ芸術 / 谷川俊太郎 / 「あなたは誰でしょう」 / クローズアップ / 梅本重信 / 「Q」 / 「家族あわせ」 / 「恐山」 / 「田園に死す」 / 「あなたは……」 / 日本文学 / 日本史 |
研究成果の概要 |
本研究課題の達成によって、1950~60年代のテレビは、文学者をはじめとする知識人層が期待を寄せていたメディアであったことが明らかになった。当時のテレビは、芸術的な表現を大衆に直接伝達することが可能なメディアとしての側面も持っていたのである。その期待は、当時活発だった芸術祭に参加したテレビドラマ作品に端的に表れている。そこには、当時の表現者たちによる実験的な試みや、大衆との折衝のあり様が明確に刻まれている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1950~60年代の芸術祭に参加したテレビドラマ作品や、当時のテレビ業界の状況を調査することで、私たちの日常ともなっているテレビ映像、ひいては映像表現そのものの日常生活への浸透が、現在の姿とは異なった形で生成する可能性を持っていたことが明らかになった。当時の試みを考察することは、現在のテレビや映像表現のあり様を再考することに繋がるであろうし、今後の表現に対する問題提起にもなるように考えられる。
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