研究課題/領域番号 |
17K02477
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
山本 卓 関西大学, 文学部, 教授 (60230562)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 忠臣蔵 / 赤穂義士伝 / 実録 / 日本近世史 / 近世小説 / 近世史 / 近世実録 / 近世文学 / 赤穂事件 / 国文学 / 歴史イメージの形成 |
研究成果の概要 |
「実録」とはいわゆる「近世実録」あるいは「実録体小説」と称される作品群である。そのなかでも忠臣蔵(赤穂義士伝)の初期実録について、従来最大の所収書(『赤穂義人纂書』に漏れた重要書を見つけ出すために、諸本を調査して資料を比較し、忠臣蔵像の原形を探ることを目標に、作品を選び出し、これを決定して、その諸本を比較研究して、良好な校訂本文を作成する。その上でそれら本文の解題的基礎研究を進め、校訂本文とともに公刊して、専門家や社会に還元して、忠臣蔵初期実録像を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
忠臣蔵初期実録については、これまでは明治期の『赤穂義人纂書』によっていたのであったが、本研究によりそれらを見直し、更に2作品を重要作と認定し、それに『介石記』を加え、綿密な諸本研究を施し、これらを比較研究をして良質な校訂本文を決定し、これに解題的基礎研究を進め、あわせて公刊して、斯界や社会に還元したことは、学術的意味や社会的意義が大きいものと認定される。これによって、忠臣蔵像の創出・形成の解明が確実に進歩したのである。
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