研究課題/領域番号 |
17K02478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 相愛大学 |
研究代表者 |
荒井 真理亜 相愛大学, 人文学部, 教授 (90612424)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本近代文学 / 上司小剣 / 書誌 / 出版 / メディア / 書誌学 |
研究実績の概要 |
2022年度も上司小剣の著作目録の完成に向けて、悉皆調査およびデータの整理を進めた。初出が未詳であったり、所蔵先が不明であったりして現物が確認できていない著作もあるが、2021年度までにリストアップしていた著作については調査を終えることができた。 しかし、調査の過程でさらに多くの著作が見つかった。本研究の研究成果としてすでに上司小剣の著作目録の作成に着手しているが、その遺漏を補うため、新たに発見した著作の追加調査が必要となった。初出紙誌や単行本の所蔵先を探したり、古書で探したりして調査を進めたが、2022年度中にすべての調査を完了することはかなわなかった。 また、収集した著作を発表年月日順に整理し、内容を分析した上で小説・評論・エッセイ・コラム・アンケートなどに分類した。これまでの調査で確認・収集した著作とデータとを照合し、目録作成用のデータベースを更新した。あわせて、主要な著作の解題を執筆した。 本研究の成果の一つとして、上司小剣が読売新聞社在社時代、すなわち1913年から1916年まで『読売新聞』に発表した「小ひさき窓より」と、1915年に大同館書店より刊行された単行本『小ひさき窓より』に関する調査報告「上司小剣 読売新聞社時代の随筆「小ひさき窓より」」(『人文学研究』8,2023,pp.59-70)をまとめた。 今後も悉皆調査を継続し、2023年度中に主要著作解題とあわせて著作目録を完成させ、発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウィルス(COVID-19)感染症拡大の影響で当初の研究計画より実施が遅れたが、2022年度には2021年度までにリストアップしていた著作の調査を終えることができた。2022年度中に新たに見つかった著作は著作目録に加える必要があるため、2022年度中に著作目録を公開するには至らなかった。しかし、追加調査の目途はついており、資料整理の作業も進んでいることから、著作目録の完成は間近だといえる。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に新たに見つかった上司小剣の著作の調査を終わらせ、上司小剣の著作目録を完成させる。著作目録は主要著作解題とあわせて発表する予定である。本研究の総括として上司小剣の文筆活動に関する解説をまとめたいと考えている。
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