研究課題/領域番号 |
17K02481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 帝塚山大学 |
研究代表者 |
後藤 博子 帝塚山大学, 文学部, 教授 (80610237)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 演劇文化 / 人形浄瑠璃 / 歌舞伎 / 対馬藩 / 古浄瑠璃絵看板 / 鳥取藩 / 大和郡山藩 / 松平美濃守日誌 / 古浄瑠璃 / 絵看板 / 虎屋小源太夫 / 松平信鴻 / 義太夫節 / 鳥取藩士 / 観劇記事 / 江戸古浄瑠璃 / ゑんやの小次郎夜討対決 / 上方浄瑠璃 / 浄瑠璃 / 地方文化 / 森藤十郎 / 柳沢信鴻 / 本多忠常 / 明君文武蹟 / 地域文化 / 大名家 / 上演記事 / 江戸藩邸 / 日本近世文学 / 日本近世演劇 / 文化交流 |
研究成果の概要 |
対馬藩において、江戸藩邸で享受されていた演劇文化が国元に取り入れられていた事例に注目し、実態を把握するための基本情報として、対馬藩宗家文書『江戸藩邸毎日記』から抽出した歌舞伎・浄瑠璃等上演記事を享保二十年まで翻刻紹介した。 都市演劇文化の具体例として、江戸の古浄瑠璃の絵看板を取り上げ、虎屋小源太夫座「ゑんやの小次郎夜討対決」上演時のものであることを明らかにし、絵入り浄瑠璃本とあわせて考証することで、上演実態を究明した。 さらに、鳥取藩士の日記を分析して、江戸詰で歌舞伎を観劇していた様相を明らかにした。大和郡山藩主柳澤信鴻の『松平美濃守日誌』から演劇文化に関係する記事を抽出し、分析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対馬藩邸の歌舞伎・人形浄瑠璃上演記事は寛永五年(1628)から享保二十年(1735)までの長期間にわたり、具体的な情報が豊富で、江戸の演劇史を明らかにするための基本資料となる。対馬藩の国元の文化に与えた影響の解明にもつながる。 古浄瑠璃の絵看板は演劇資料としてだけでなく、菱川師宣工房の制作という点で美術史においても注目されてきた。本研究により、演目の内容や浄瑠璃座の動向を明らかにしたことで、絵看板制作の実態解明についても具体的な見通しが得られた。 鳥取藩士の日記と『松平美濃守日誌』について調査を進め、演劇資料としてだけでなく、鳥取藩、大和郡山藩の研究を進め得る資料であるとの見通しを得ている。
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