研究課題/領域番号 |
17K02485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 鹿児島県立短期大学 |
研究代表者 |
竹本 寛秋 鹿児島県立短期大学, 文学科, 准教授 (20552144)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本近代詩 / 山村暮鳥 / 説教メモ / 日本近代文学 / 原稿研究 / 日本文学 / 近・現代文学 / 国文学 |
研究成果の概要 |
「説教メモ」について、ごく一部の資料を除き、翻刻作業が完了した。本研究を通し、「説教メモ」の使用用紙の検討から、その種類と使い方、書記の方法を明らかにして、「説教メモ」の構成の全体像が明らかになった。また、山村暮鳥の詩について、句読法に着目して、表現意識を明らかにする作業も行われた。さらに、小説の方法意識の解明を行った。以上、「説教メモ」の全体像の解明、および、山村暮鳥の詩、小説について、新たな視点からの解明が行われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「説教メモ」は、日本聖公会の伝道師であった山村暮鳥が、説教の準備のため書いたメモであり、日本におけるキリスト教思想の解明に寄与する。同時に、宗教的記述のみならず、同時代の幅広い問題に対する思考の記録として、日本近代詩研究のみならず、思想史、文化史研究にも寄与するものである。さらに、山村暮鳥の詩や小説について、新たな視点からの解明を行うことで、日本近代詩研究に寄与するとともに、他の詩人や小説家を分析するための新たな視点を提示することができた。
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