研究課題/領域番号 |
17K02489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
岩田 美喜 立教大学, 文学部, 教授 (50361051)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | イギリス・アイルランド演劇 / 家族表象 / ジェンダー論 / 女性表象 / 英米文学 / イギリス演劇 / アイルランド演劇 / ジェンダー研究 / 家族研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、近代から現代に至るイギリス・アイルランドの演劇における家族(特に兄弟姉妹)の描かれ方を分析し、演劇が描出する家族表象と社会の変化の関係を考察するものである。 研究対象とする期間が長い分、扱う劇作家も多くなったが、研究期間を1年延長したこともあって、初期近代から現代までの作家たちの作品論を日本語および英語で継続的に発表し、戯曲の中の家族表象における〈姉妹〉の役割が現代に近づくにつれて重要になってきたことを明らかにすることができた。また、総合的な成果を研究期間終了後1~2年以内に単著として出版できる見込みである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果としては、兄弟姉妹の表象というテーマを軸に、かつてない広範な時代に渡ってイギリスおよびアイルランドの戯曲を渉猟し、比較検討を行ったことが挙げられる。具体的には、これまで並べて論じられることなどほとんど考えられなかったシェイクスピアの『十二夜』(1600頃)とキャリル・チャーチルの『トップ・ガールズ』(1982)が、〈シスターフッド〉という概念を鍵として相互に再考できる可能性が本研究によって明らかになった。このようにして、本研究はイギリス・アイルランド演劇研究の射程を拡大することに貢献したといえるだろう。
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