研究課題/領域番号 |
17K02498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東京女子大学 (2020-2023) 三重大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
吉野 由起 東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (90707291)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ロマン派 / 叙事詩 / Walter Scott / James Hogg / ジャンル実験 / Robert Burns / 叙事詩と田園詩 / 英文学と風景 / 英文学と自然 / スコットランド / 田園詩 / 英文学史 / フォーク・リヴァイヴァル / 妖精譚 / 英文学 / ロマン主義 / ウォルター・スコット / ジェイムズ・ホッグ |
研究成果の概要 |
主な成果は下記二点である。(1)Spenserが叙事詩の創作準備として執筆したThe Shepheardes CalenderとHoggのThe Shepherd's Calendarの間の深い関連性を指摘した。Spenserに倣い牧歌を経て叙事詩を創作したHoggが、西洋古典と英国文学の系譜の再編を、自身のThe Queen's Wakeによって試みたと論じた。 (2) ScottのThe Lay of the Last MinstrelとIvanhoeにおける「風景」と「森」が、叙事詩の典型的な修辞法、ピクチャレスク美学等の言説や自然環境の変化等の同時代性、の双方に関わると論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はイギリス・ロマン期文学における叙事詩の意義の再考を試み、ロマン派期に展開したジャンル実験上、叙事詩がいかなる態様でどのような役割を果たしたかを、スコットとホッグによる叙事詩様作品群を対象に検証した。自身の創作上、ジャンルへの問題意識が比較的強いとされ、複数のジャンル間を自在に横断し実験的な創作活動を行った両者がいかに同ジャンルを捉え、先行作品や同時代の言説を交錯させつつ、独自の叙事詩様作品を創造したかを考察した。両者の実験的な叙事詩様作品は、西洋古典や英国の文学の系譜を捉えなおし、同系譜上のスコットランドの位置を模索する側面を持ち、複合国家としての英国形成を理解する上でも有用であろう。
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