研究課題/領域番号 |
17K02505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
新井 英永 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (00212598)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 環太平洋 / ナショナリズム / 英米 / モダニズム / D・H・ロレンス / ジャック・ロンドン / ハワイ / モロカイ島 / ハンセン病 / メニッポス的諷刺 / ミハエル・バフチン / ノースロップ・フライ / アメリカ帝国主義 / 奪冠 / 悲劇 / 帝国主義 / 太平洋 / 黄禍論 / アジア主義 / ドゥルーズ=ガタリ / 白豪主義 / アボリジニ / サマセット・モーム / エリック・ホブズボーム / ベネディクト・アンダーソン / アジア / 比較文学・文化 / 思想史 |
研究成果の概要 |
本研究は、英米モダニズム文学が、環太平洋諸国・地域の社会や人々をそれぞれのナショナリズムを背景にどのように表象してきたのかを、文学・思想史的に解明することを試みた。具体的には、英国作家D・H・ロレンスによるオーストラリアを舞台にした長編小説『カンガルー』(1923)と当時のナショナリズムの一形態と目される白豪主義の関係や、米国作家ジャック・ロンドンの短編小説「さよなら、ジャック」(1909) とアメリカ帝国主義の関係について考察し、それぞれ論文にまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、欧米のD・H・ロレンス研究者やジャック・ロンドン研究者の盲点となってきたそれぞれの作品における環太平洋ナショナリズム表象やその機能・含意に焦点を当てて考察し、その検討結果を論文の形で発信した。そうすることにより、従来の研究に新たな視座を提供するのみならず、これまで比較されることの少なかった英米の作家をナショナリズムという観点から新たに論じることの意義を明確にし、今後の環太平洋ナショナリズム表象研究の方向性を提示した。
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