研究課題/領域番号 |
17K02511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
天野 みゆき 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (50258282)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジョージ・エリオット / シャーロット・ブロンテ / イーディス・ウォートン / 越境 / ジェンダー / 階級 / 間テクスト性 / 小説と絵画 / ヘンリー・ジェイムズ / 英米文学 |
研究成果の概要 |
19世紀イギリスを代表する作家シャーロット・ブロンテとジョージ・エリオット、そしてエリオットと20世紀前半に活躍したアメリカの作家イーディス・ウォートンの直接的、間接的文学交流に焦点を当てて、そこに見出される自己という存在、活動領域、階級とジェンダー等を規定する境界を越えようとする試みと葛藤を明らかにした。それらが提示する問題は、現代の私たちが抱える問題でもあり、自身の可能性をいかに伸ばしていくか、また社会をいかに変革していくべきかについて重要な示唆を与える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イーディス・ウォートンは現在最も関心を集めている作家の一人であり、オックスフォード大学出版局から29巻の作品集出版の準備が進められている。世界の一般読者も対象にして、オンラインアクセスも可能な形態も整備予定である。 ウォートンについて注目されるのは多面性と国際性であり、これらはエリオットとの共通点でもあり、特に国際性についてはエリオットの考え方が重視されている。本研究はエリオットとウォートンの関連性を体系的に考察し、両作家の作品の現代的意義を明らかにする点において、最新の研究に寄与する。研究成果については、随時、授業や公開講座等にも活かし、今後も研究と成果発表を続けていく。
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