研究課題/領域番号 |
17K02515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
英 知明 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 教授 (60218518)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ジェイムズ・シャーリー / シャーリー / James Shirley / The Brothers / 書誌学 / 英国演劇 / 17世紀演劇 / 喜劇 / 校訂本 / オクスフォード大学出版局 |
研究成果の概要 |
本研究で取り組む喜劇 The Brothers を含む本格的な『ジェイムズ・シャーリー全集』15巻が、オクスフォード大学出版局により2020年から順次刊行される。これは1833年以来の全集出版で、彼の喜劇 The Brothers の現代校訂本を完成させることを目標に据えた。
本作の「本文確定」をより精度を上げて実行するために、海外オークションで売りに出された Six New Plays(1653年刊行)のこれまで未知のコピー4冊を購入した。これらを使って本文の正確性の精度を上げ、このほか現代校訂本に不可欠な「イントロダクション」および「注釈」、「巻末付録」の完成準備を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジェイムズ・シャーリーの劇作品で「現代校訂本」として近年出版されたものはほとんど無く、直近の『ジェイムズ・シャーリー全集』の出版は1833年である。このような中、オクスフォード大学出版局より本格的な新しいシャーリー全集が、2020年から出版開始となる。このプロジェクトに参加する唯一の日本人研究者として、シャーリーの喜劇 The Brothers の現代校訂本を完成させることには、大きな意義があると言える。本作の現代校訂本は第7巻に収録され、2020年以降に出版される。これにより、世界と日本の初期近代英国演劇研究者、またこの分野を学ぶ学部生や大学院生に広く貢献できるであろう。
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