研究課題/領域番号 |
17K02532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 岩手県立大学盛岡短期大学部 |
研究代表者 |
石橋 敬太郎 岩手県立大学盛岡短期大学部, その他部局等, 教授 (80212918)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | イスラム / 初期近代 / 外交政策 / 地中海貿易 / 宗教 / 演劇 / 独占貿易 / 海賊行為 / 改宗 / トルコ / ジェイムズ一世の宗教政策 / イスラム演劇作品 / エリザベス女王の外交政策 / モロッコ / イングランドの外交政策 / 英文学 / イスラム世界 |
研究成果の概要 |
本研究では、初期近代イングランドにおける外交政策、地中海貿易や宗教的対立といった新たな切り口によってイスラム教国モロッコ、トルコやペルシャを再認識しようとする歴史実証主義に基づく方法論によって、イスラム世界を題材とした演劇作品を歴史事象的に検証した。研究の結果、執筆・上演された時期のイングランドのバーバリー地域に対する政治的、経済的そして宗教的な文脈がイスラム世界を描いた演劇作品の主題を形成していたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イングランドないしヨーロッパの政治的、経済的及び宗教的な文脈から初期近代イングランドの演劇作品をとらえる従来の研究にイスラム世界の視点を加えることができ、より重層的な演劇理解を可能にした。また、北アフリカ、中近東及びヨーロッパ諸国間のパワーバランスが初期近代の底流をなしていたことを明らかにしたことにより、これらの地域に対する国際理解の一助となりえたと思う。
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