研究課題/領域番号 |
17K02554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
佐藤 亨 青山学院大学, 経営学部, 教授 (40245337)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アイルランド / 英国 / 北アイルランド / ブレグジット / EU / 紛争 / ナショナリズム / ユニオニズム / 植民地 / ポスト紛争 / ヨーロッパ / ポストブレグジット / 宗派対立 / 南北統一 / アイデンティティ / 詩的想像力 / ミューラル / グラフィティ / インターフェイス / 和平プロセス / インタフェイス / ネーション / 北アイルランド紛争 |
研究成果の概要 |
2017年からの5年間(実質は6年間)、一貫して、テーマである北アイルランドの現状(ポスト紛争、ブレグジット)について、現地調査を踏まえながら、とくに街頭のミューラルや詩作品を分析することで行ってきた。 この間、論文11本を書き、口頭発表を11回行い、単著1冊を出した。そのなかでも2021年に出した『北アイルランドを目撃する』(水声社)は科研テーマに即し、かつ、長年の現地調査を踏まえた大きな成果と言える。 本研究期間の成果は、2022年から開始された新たな科研課題「ポスト紛争とポスト・ブレグジットの時代における北アイルランドの想像力の展開」(22K00406)の動機となり、土台となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は大きく3つある。一つは現地調査を踏まえている点である。ほぼ毎年、ベルファストとデリーで、ミューラルの調査をしている。ミューラルは政治状況、社会状況に応じて変わるので、北アイルランドの変化と現在を映す鏡になる。二つ目は学際的である点である。つまり、文学作品ばかりでなくミューラルという街頭のメッセージを含め、詩的想像力のテキストとして扱い、分析する点である。 三つ目は、扱っている北アイルランドの問題が、他の紛争地域を考えるのに示唆を与える点である。つまり、宗派、民族や言語、帰属意識の違いなどに見られる二項対立的な社会の分析は、他の紛争地域を考える際の好例となる。
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