研究課題/領域番号 |
17K02558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
冨田 爽子 拓殖大学, 付置研究所, 客員研究員 (30197925)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 英国ルネッサンス / イタリア / テューダー朝 / 印刷・出版業者 / 文化受容 / 著者 / 翻訳者 / ジャンル / メアリー1世時代 / エリザベス1世時代 / エドワード6世時代 / プロテスタンティズム / スティーヴン・ミールドマン / カテキズム / 英国ルネサンス / エドワード朝 / 出版業者 / プロテスタント / Steven Mierdman / アントワープ / 英文学 / 書誌 / 出版 / Stieven Mierdman |
研究成果の概要 |
近世初頭において文化的後進国であった英国は、イタリアルネッサンスの大きな影響を受けて、その文化を開花させた。その過程において、出版の果たした役割は極めて大きい。 本研究は、エリザベス朝の演劇がどのような文化的背景のもとに誕生したかを探るものである。テューダー朝に英国で出版された書物、及び英国をターゲットとして出版された書物については、既にSTCなどのカタログがあるが、その後多くの研究がなされ、アップデートが求められている。本研究は既存のカタログ等をもとに新たな発見などを取り入れ、統計的手法を用いて、印刷業者、出版業者やジャンル、著者、翻訳者の実態を明らかにするデータベースの作成である
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はエリザベス朝の劇作家たちが具体的にどのような書物から、時代の潮流を読み取って作劇にあたったかを探る試みである。この分野はSTCの第2版、ESTCやEEBO、又多くの研究者により新発見や修正がなされてきた。本研究はそれらを踏まえたデータベースの作成である。統計学的手法を用い、出版の概要だけでなく、本の生産に関わった著者、翻訳者、印刷・出版業者、パトロン、ジャンル、本の形態、出版地等、様々な角度からこの時代の出版物を取り巻く環境の検索、分析を可能にするものである。完成の暁には、英文学だけではなく、他の分野の研究者にも貢献できると考える。
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