研究課題/領域番号 |
17K02561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
齊藤 みどり 都留文科大学, 文学部, 准教授 (30759858)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | カリブ 文学 / 環境文学 / エコフェミニズム / 比較文学 / フェミニズム / 環境批評 / ポストコロニアリズム / 植民地主義 / ジェンダー / カリブ文学 / マリー・ショウブ / ポーリン・メルヴィル / ロンドンの移民研究 / 英語圏文学 / ポストコロニアル文学 / エコクリティシズム |
研究成果の概要 |
本研究は、カリブの女性作家によって書かれた作品を横断的に分析し、エコフェミニズムの観点からマリー・ヴュー・ショヴェやポーリーン・メルヴィル、エドウィージ・ダンティカなどの女性作家の作品分析を試みた。2017年度はカリブ文学における環境批評の枠組みに着手し、2018年度は研究がほとんどされてはいないマリー・ヴュー・ショヴェの作品を分析し、2019年度にはポーリーン・メルヴィルの作品を研究した。2020年度には、今まで論じられていなかったエドウィージ・ダンティカの作品におけるマリー・ヴュー・ショヴェの思想の影響について論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カリブ文学における環境批評の中でも女性作家の作品を扱ったものは少なく、また言語も英語圏に偏っているため、カリブ文学における環境批評を包括的に行うには言語的な横断が必要であった。特にカリブの環境と女性の抑圧について多大な関心を示したマリー・ヴュー・ショヴェの作品は日本ではほとんど論じられてこなかった。同じハイチ出身の女性作家でありながら、使用言語が異なるために比較研究されなかったショヴェの作品とダンティカの作品を比較し、ダンティカの作品の根幹にショヴェの思想があることが解明できたのは意義があると考える。また、研究の少ないポーリーン・メルヴィルの作品も分析できたことは成果である。
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