研究課題/領域番号 |
17K02563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
寺澤 由紀子 東京都市大学, 共通教育部, 准教授 (50409439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 「慰安婦」 / トラウマ / 記憶表象 / メモリアル / ポストメモリー / モニュメント / アジア系アメリカ文学 / 慰安婦 / 記憶 |
研究成果の概要 |
モニュメントと小説という異なる媒体を通しての「慰安婦」の記憶の再構築の在り方を、特にポストメモリーという視点から考察する予定でいたが、グラフィックノベルや映画にまで研究対象を広げることができた。また、「慰安婦」像と日系アメリカ人強制収容の記念碑の比較分析を行うことで、同一媒体による異なる記憶の再現過程での記憶の抑圧・隠蔽についての考察を進めることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文化的産物に表象された記憶のみならず不可視化された記憶を探ることは、その文化的産物や歴史・社会的背景の考察に不可欠である。近年、「慰安婦」像だけでなく、様々な記念碑の設置や撤去をめぐる論争が起こっている中、本研究は、学術的探究に留まらず、現代社会において我々がいかに歴史を認識していくべきかを示唆する役割を果たしていると思われる。
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