研究課題/領域番号 |
17K02571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 芦屋大学 |
研究代表者 |
本橋 香 (種子田 香) 芦屋大学, 臨床教育学部, 講師 (10760035)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | エレン・グラスゴー / 書簡 / アメリカ南部 / 南北戦争 / 第一次世界大戦 / ジェンダー規範 / 自然主義 / 近代化 / 人種 / 階級 / 遺伝 / アメリカ南部文学 / ジェンダー / ダーウィニズム / 書簡研究 |
研究成果の概要 |
エレン・グラスゴーは20世紀前半に活躍したアメリカ南部の女性作家で、南部に伝統的なロマンティックな小説から脱却しようと、南部作家の中でもいち早くリアリズムや自然主義文学の技巧を取り入れて作品を創作した。彼女はウィリアム・フォークナーなどの南部現代作家の系譜の源流であるともいえ、昨今の論考では南部ルネサンスが開花するのに貢献したと見なされている。 グラスゴーとダーウィニズムというテーマはすでに指摘されているが、本研究ではその研究を発展させ、彼女の初期の作品だけではなく、作家として高い評価を受けた中後期の作品にもダーウィニズムに関連するいくつかの影響が見られることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エレン・グラスゴーの書簡とそれに関わる資料の収集をするために、3回にわたってアメリカで現地調査を行った。ニューヨーク公立図書館、アトランタの歴史地区、ヴァージニア州リッチモンド、ボルティモア、チャールストンと、アメリカ南部の歴史に重要な役割を果たした地域を訪れ、実際に書簡や史跡、定期刊行物に触れ、貴重な資料を集めることができた。その成果は、論文や口頭発表として社会に発信した。しかし、いずれも日本から遠い場所で滞在期間が短かったため、もう少し資料を読む時間が欲しいと思いながら帰途につくことになった。やり残してしまった課題は、本年度から採択された計画で引き継ぐことになる。
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