研究課題/領域番号 |
17K02577
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 京都女子大学 (2019-2022) ノートルダム清心女子大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
中村 善雄 京都女子大学, 文学部, 准教授 (00361931)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 四次元思想 / ヘンリー・ジェイムズ / H.G. ウエルズ / タイム・マシン / タイムトラベル / パラレルワールド / 自動書記 / 霊媒 / 降霊術 / スピリチュアリズム / サイエンス・フィクション / 時間 / 空間 / 英米文学 / 怪物 / アメリカン・ルネサンス |
研究成果の概要 |
本研究は、サイエンス・フィクションのジャンルが確立される以前の、19 世紀アメリカ文学を研究対象とし、その中からタイムトラベルやパラレルワールドといった時間と空間の相対化を齎す部分を抽出し、正典的作家のSFジャンルへの位置づけとSF前史の構築を目的とする。具体的には、「象牙の塔」の作家と目されるHenry James と当時の科学思想との関係性を探求すると共に、19 世紀のテクノロジーの波及的影響の大きさとその臨界点を探った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって、19世紀のテクノロジーが作品にいかに反映され、SFの発展にどのような影響を与えたかを明らかにすると共に、技術の進歩と文学の相互作用に関する洞察を得ることができる。また19世紀の作品に見られるタイムトラベルやパラレルワールドといったSF的要素が、その時代のテクノロジーの発展や社会の変化にどのように関連していたかを示し、文学と科学が互いに影響し合い、異なる領域の知識やアイデアが相互に交わることで生まれる創造的なシナジーの重要性を見て取ることが可能となる。
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