研究課題/領域番号 |
17K02581
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
楠元 実子 熊本高等専門学校, リベラルアーツ系人文グループ, 教授 (60353348)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アメリカ文学 / エスニックマイノリティ / 母娘関係 / アイデンティティ / 女性文学 / 英米文学 |
研究成果の概要 |
本研究では現代アメリカ合衆国の複数のエスニック女性作家の作品における娘のアイデンティティの問題と成長を分析した。それぞれのエスニシティの文学の代表作品において、娘にとっての母親との関係性や民族的なルーツの位置づけ、アイデンティティ獲得過程といった観点から考察し、新たな解釈や事実の発見を行った。現地での文献調査や撮影、学会での発表や意見交換で内容を補足した。 本研究の成果については国内論文1本、国内学会発表3本において報告を行い、さらに最終年の研究は今年度の学会での発表が決まっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
娘の成長という切り口からアメリカにおけるエスニック女性文学の研究を行ったが、日本ではまだこの分野の研究が少ないという点で、学術的な意義があると考える。アイデンティティ探求や女性の諸問題は女性学、心理学、文化人類学などにもまたがる普遍性を持った問題であり、移民で成り立つアメリカの文学を検討することは、変化を続けるグローバリズムや現代を考えることにもつながり、多様性を広げるという観点からも社会的にも意義のあることだと確信している。
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