研究課題/領域番号 |
17K02590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
野津 寛 信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (20402092)
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研究分担者 |
納富 信留 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (50294848)
吉川 斉 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (60773851)
葛西 康徳 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 準研究員 (80114437)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 受容研究 / ギリシア悲劇 / 能 / 受容 / 西洋古典学 / 比較文学 / 古代ギリシア演劇 / 古代ギリシア・ローマ演劇 |
研究成果の概要 |
主に海外の研究協力者とのコラボレーションによって、近現代日本における古代ギリシア・ローマ演劇受容(翻訳、翻案、上演)の網羅的調査を行い、古代ギリシア・ローマ演劇受容に関する国際共同研究の欠落を補完すると共に、西洋における日本の伝統劇(能、歌舞伎等)の研究と受容が、西洋における古代ギリシア・ローマ演劇の研究と受容に与えた影響を明らかにした。また、わが国の古代ギリシア・ローマ演劇の研究と受容に関して、当初は相補的に行われた研究と上演がその後乖離するに至った原因を探究した。これらの研究目標に関して、国内及び海外において研究会を開催し、その成果を公にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究には、研究・意見交換・報告・データーベース公開、研究成果の発信をあくまでも国際的な場で行ったという特徴がある。期間中に数々の国際的な研究会を開催すると共に、研究代表者と海外の著名研究者の共著論文の出版等を通じて、この研究の国際性が、我が国における古代ギリシア・ローマ演劇の研究と受容・上演を西洋におけるそれらと比較することによっても獲得された。この二重に国際的な比較研究によって、我が国の西洋古典学研究と受容・上演に存続する根本的な特徴と問題点を照射すると共に、我が国における古代ギリシア・ローマ演劇の研究と受容・上演が将来進むべき方向性をある程度示唆できたと考える。
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