研究課題/領域番号 |
17K02599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
田口 亜紀 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (90600502)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 観光 / フランス文学 / 旅行記 / メディア / ツーリスト / 旅 / フランス / 仏文学 |
研究成果の概要 |
本研究計画では、近代フランスにおける出版メディアの中でも、とりわけ観光に関する言説に注目し、楽しみという概念から定義できる観光がいかに現代の観光に発展していったのかをたどることを目的とした。その際に、観光の考え方の視点がどのように形成されていったのかを旅に関するテキストから読み解き、旅の持つ観光的要素が旅に対する言説をいかに変容させたのかに迫った。 研究では、近代にいたるまで、観光の概念の変容に寄与した文学者のテキストの成立過程について言及し、また、旅の物語がフィクション形式で、具体的な視点を獲得する契機となる作品についても分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、近代のフランス出版文化の専門研究である。観光が生まれた状況で、どのような言説が流通していたのかを、テキストから読み解くことを目的としたが、現代における観光の諸問題の根源を明らかにしたことで、現代における文学と観光の専門分野をまたぐ基礎研究となった。
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