研究課題/領域番号 |
17K02601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
井上 櫻子 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10422908)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | フランス文学 / フランス思想 / 道徳論 / 『百科全書』 / 18世紀フランス文学 / 哲学 / 美学 / 仏文学 / 思想 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、新型コロナウィルス感染拡大により、3年度分延長をすることとなった。しかし、期間延長を経て、特にサン=ランベールの道徳論については彼の執筆する『百科全書』の項目の典拠に関して文献調査を徹底し、研究の精度を上げることができた。そして、その成果を本務校の刊行する紀要への投稿論文として発表するのみならず、コロナ前から行ってきたフランスのセミナーでの研究発表を、海外渡航が難しい間もセミナーへのオンライン参加の形で実現することができた。また、ルソーと描写詩との関係性について、自然描写と感性論に注目しながら考察した論考を、一般読者向けの単行本に寄稿することもできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サン=ランベールが『百科全書』に寄稿した道徳関連項目についての研究は、フランスの『百科全書』電子批評版プロジェクトチームのセミナーで口頭発表したのみならず、査読を経て同チームが運営するサイトに公開することにも成功した。ここから研究代表者の研究成果が国際的に高く評価されていることが確認される。また、ルソーと描写詩の関連についての論考を一般読者向けの単行本に発表したことにより、研究成果を広く国民に発信することにも成功したと言える。
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