研究課題/領域番号 |
17K02627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
クラヴィッター アルネ 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90444778)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ドイツ文学 / 啓蒙主義 / 雑誌文化 / 書評 / 学術ジャーナル / 出版制度 / 書評制度 / ディーツ / モヴィヨン |
研究成果の概要 |
ドイツ啓蒙主義の雑誌「最新ドイツ文学精選叢書」(1772-1781)が美学と批評の面で先進的な役割を果たしたと実証した。これまで知られていなかった約40人の寄稿者の名前を特定し、彼らの書評や論文を詳細に調べることで、近年ますます国際的な研究の関心を集めるディーツ、ウンザー、モヴィヨンの失われた出版物を発見できた。18世紀の哲学者・作家の著作を総合的に解釈し、注釈を加えた「Work Profiles」叢書(独de Gruyter出版)から、2022年にモヴィヨンとアンツァーの著作集を出版した。今後、モヴィヨンやディーツの著作集も出版され、この研究の国際的反響が高まることが予期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
啓蒙主義の重要な書評誌『最新ドイツ文学精選叢書』をめぐる知的ネットワークが、国際的研究の注目されるところとなった。研究プロジェクトの可視性を高めるために、研究成果を名の通った専門誌に論文として発表するとともに、『最新ドイツ文学精選叢書』執筆者たちの作品集や書簡集を編纂出版した。これによって、文学史および哲学史において「忘却」されがちだった急進啓蒙主義者に、いっそうの注意が向けられる。彼らはなおも、啓蒙主義研究において解明が待たれている存在なのだ。このプロジェクトからは数々の出版物が生まれ、この分野の専門誌に発表した結果、私はドイツ科学アカデミーから当該領域プロジェクトの学術審査員に選出された。
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