研究課題/領域番号 |
17K02632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
熊谷 哲哉 近畿大学, 経営学部, 准教授 (20567797)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 心霊主義 / 文学 / ドイツ / 世紀転換期 / 哲学 / オカルティズム / スピリチュアリズム / カール・デュ・プレル / シュレンク=ノッツィング / 独文学 / 表象文化論 / 精神分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、幽霊の存在や心霊現象の実在を信じ、人間の精神活動の死後における発展可能性を探求した、19世紀末から20世紀初頭にかけて心霊主義者たちの思想について、夢遊状態と二重人格という観点から、人間の魂や霊がどのように考えられていたかを考察した。 とくに、哲学的な背景から、心霊主義ブームの代表者として活躍した、カール・デュ・プレルについては、雑誌・書籍など数多くの著作や書簡からその活動の全容を明らかにすることを試みた。さらに、デュ・プレルの思想が、明治時代の日本そして、現代ドイツ文学のモチーフへと影響力を持ち続けていることを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本国内ではあまり研究が進んでいなかった、ミュンヘンの心霊主義サークルを代表した哲学者デュ・プレルと催眠研究者シュレンク=ノッツィングを中心に、同時代の作家や知識人との関係を明らかにし、さらに明治期日本で活躍したドイツ語教師ケーベルとの関係についても一次資料から浮かび上がらせることに成功した。とりわけケーベルと心霊主義の関わりについては、日本はもとよりドイツにおいてもこれまで論じられていない。世紀転換期ドイツ文化と心霊主義、そして明治期日本における需要という新たなテーマへ足を踏み入れる際に、本研究は大きな手がかりとなることだろう。
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