研究課題/領域番号 |
17K02634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
土屋 育子 東北大学, 文学研究科, 教授 (30437800)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 中国戯曲 / 通俗文学 / 中国通俗文学 / 戯曲 / 趙氏孤児 / 明代伝奇 / 春秋列国志伝 / 中国文学 / 趙氏孤児記 / 春秋列国志 / 通俗小説 / 雑劇 / 六十種曲 |
研究成果の概要 |
本研究は、春秋戦国時代を舞台とする通俗文学作品を対象に行ったものである。 まず、明代戯曲の『趙氏孤児記』に関する研究である。本作品は、春秋時代の晋国で起きた趙氏一家惨殺からその復讐まで描いている。本作品には五種の版本が現存し、それらの継承関係について従来の説を改めることができた。次に中国戯曲に登場する女性像について、脇役という視点から明らかにすることを試みた。事例に引用した脇役の女性は、先の『趙氏孤児記』はじめ複数の戯曲から取り上げた。最後に、作品の特色を詳細に分析するための基礎的な作業として、脈望館抄本「楚昭公」雑劇の訳注作成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、中国戯曲では著名な作品の版本系統について従来の説を改め、当該作品を収録する戯曲集の編纂過程を明らかにする手がかりを得たこと、中国戯曲に登場する女性像について主役を取り上げた研究は多いが、応募者は登場人物同士の関係性を踏まえ、脇役が果たす役割に着目して分析を試みたことである。雑劇作品の訳注作成では、研究成果を広く社会に還元するため、平易な日本語訳を心掛けるとともに、基づく伝説や典故をわかりやすく注に記した。
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