研究課題/領域番号 |
17K02638
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
|
研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 達明 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (90456814)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 闘争変革 / 韓愈 / 諸子百家 / 古文運動 / 中唐 / 荘子 / 屈原 / 淮南子 / 唐宋変革 / 天人相関 / 柳宗元 / 天論 / 諸子受容 / 中唐文学 / 中国文学 |
研究成果の概要 |
本研究は、韓愈・柳宗元ら中唐の古文家たちが、当時における先秦諸子に関する学術とどのような関係性を持っていたかについて、その文学・思想における影響を検証することで明らかにし、あわせて唐宋変革期におけるその意義を考察したものである。その結果、韓愈における「荘屈」の併称の誕生や、中唐古文家における新しい天人観の展開など、唐宋変革に関わる文学・思想上の転換において諸子の学術の受容がいかに影響したかを提示することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
韓愈を中心とした中唐期の古文家たちにおいて、当時の諸子学の隆盛が与えた影響を具体的に示すことができたことは、中国学における巨大な包括的研究テーマである唐宋変革論の中で、特にその萌芽期における、文学・思想両面に及ぶ変化の発生原因やそのメカニズムを明らかにすることに関して重要な貢献を果たすものと考えている。また、諸子百家や韓愈・柳宗元らの散文は、現代の漢文教育において主要な素材となっているが、本研究の成果は、その中での繋がりや新しい読解を示すものであり、教育を通して社会的にも意義を有するものと言えよう。
|