研究課題/領域番号 |
17K02639
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
堂薗 淑子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (80514330)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 謝霊運 / 山水詩 / 廬山慧遠 / 仏影銘 / 法身 / 賞 / 顔延之 / 達性論論争 / 佛影銘 / 仏教 / 贈答詩 / 高橋和巳 / 中国文学 / 魏晋南北朝 / 宗教思想 |
研究成果の概要 |
中国叙景詩の発展過程を明らかにする一環として、本研究は謝霊運の山水詩と当時の仏教界の指導者であった慧遠らの作品との関わりを検討し、謝霊運の二首の山水詩がどのように慧遠「仏影銘」の法身の思想、及びその表現の影響を受けたかを明らかにした。謝霊運の詩はその時々の風景の中に超越的存在の気配を探り、それとの交感を求め、さらに交感を達成できない苦しみをも表現したものとして、山水詩上重要な意味を持っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、慧遠晩年の法身観を探るという思想史的観点から専ら研究されてきた慧遠「仏影銘」について、文学的見地を交えて謝霊運文学との共時的関係性を考察したものである。当時の文学と宗教との関係を個々の表現に即して明らかにすることによって、山水が画一的なものでなく、個々の場面において異なる世界を構築するものであると認識され、山水詩として表現されるに至る過程の一端を示した。
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