研究課題/領域番号 |
17K02666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般
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研究機関 | 大阪経済法科大学 |
研究代表者 |
宋 恵媛 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (60791267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 米軍通訳 / コリアン・ディアスポラ / 占領期 / OSS / SCAP/GHQ / 近現代朝鮮文学 / 在日朝鮮人文学 / 翻訳研究 / 米国国立公文書館NARA / マルチリンガリズム / プランゲ文庫 / サハリン朝鮮人 / 米国資料調査 / ディアスポラ研究 / 在日朝鮮人文学研究 / インタビュー調査 / アメリカ移民研究 / 米軍防衛語学学校資料館(モントレー) / 通訳研究 / 日系米人歴史協会資料館 / 米国立公文書館(サンフランシスコ) / 国際情報交換(米国、サンフランシスコ) / 比較文学 / 朝鮮文学 |
研究成果の概要 |
本研究では、1940-1960 年代にかけて日本、米国、朝鮮で活動した、朝鮮人米軍通訳、翻訳者とその文学、表現行為について分析した。アジア・太平洋戦争期から朝鮮戦争期にかけての、知られざる米軍通訳たちの実証的解明を行い、それを踏まえて各地域で作家、表現者となった元翻訳、通訳者たちが日本語、英語、朝鮮語で書いた文学作品の比較分析を行った。それにより、朝鮮の近現代文学を「国民国家」や「国語」の枠を超えて把握する視点を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、これまでほとんど知られていなかった米国および日本における米軍通訳の実態を実証的に明らかにしたこと、朝鮮人文学研究に複数言語、複数話者という新たな視点を導入したことである。それにより、ポストコロニアル翻訳理論、コリアン・アメリカン文学研究、在日朝鮮人文学研究、韓国文学研究、日本(語)文学研究、移民研究などの深化にも貢献することが期待される。また、研究成果を学会発表や論文、著書刊行という形で日本、韓国、米国、ロシアで公開することで、今後の国際研究に繋げた。研究期間中に行った資料集や翻訳書の刊行は、後続研究のための基盤づくりの意味合いを持つ。
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