研究課題/領域番号 |
17K02669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般
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研究機関 | 沖縄国際大学 |
研究代表者 |
狩俣 恵一 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (60169662)
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研究分担者 |
田場 裕規 沖縄国際大学, 総合文化学部, 准教授 (80582147)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 琉球語 / シマ言葉 / 中央語 / 琉球文 / 組踊 / 古典芸能 / 沖縄芝居 / 村踊り / ウチナーグチ / 琉球芸能 / 村祭りとシマ言葉 / 村祭りと芸能 / 琉球文の音声化 / 歌謡・昔話の音声化 / 教育学 / 伝統語 / 伝統文化 |
研究成果の概要 |
琉球語圏の伝統文化の言葉は、支配層のサムレーの中央語と地域の方言に大別されるが、明治以降になると中央語は地方に広まった。また、都市化した那覇を中心に、中央語と日本語の影響を受けると同時に、沖縄芝居をとおして広まった。そして、戦後はラジオ・テレビなどにより急速に普及した。 本研究は、琉球語・琉球音楽・琉球古典芸能の関わりを考察することで、琉球の伝統的な精神性と身体技法が失われつつあることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖縄の伝統文化の研究と教育は、師範学校を中心に始まった。戦後になると、沖縄の伝統文化の研究と教育は、小・中・高の教職員が独自に担ってきた。その要因は、琉球語及び琉球の伝統文化が教科書に採用されず、沖縄の教職員組合が独自に行わざるを得なかったことと、沖縄の大学が文科省の管轄外にあったからであろうと思われる。 そして、現在においても、小・中・高の教科書において琉球語及び琉球芸能等の沖縄の伝統文化の記述はほとんど採用されず、高校や大学の入試にも出題されていない。本研究がそのような現状を改める契機となることに意義があると考える。
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