研究課題/領域番号 |
17K02685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 国際教養大学 |
研究代表者 |
邊 姫京 国際教養大学, 国際教養学部, 准教授 (90468124)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 日韓対照 / 産出 / 知覚 / 閉鎖音 / 音声指導 / VOT / 後続母音のfo / 閉鎖区間 / 日韓閉鎖音 / 音響特徴 / 知覚の手がかり / 語頭と語中 / 日本語の語頭閉鎖音 / 韓国語の語中閉鎖音 / 知覚キュー / 音響パラメータ / 後続母音のF0 / H1-H2 / 生成 / 音声教育 |
研究成果の概要 |
本研究は,日韓両言語に起こったVOTの変化を受けて,若い世代の語頭及び語中閉鎖音の音響特徴と知覚の手がかりを明らかにし,韓国語の音声教育に還元できる知見を得ることを目的とする。韓国語に関しては,語頭閉鎖音を扱った過去の研究に続いて,語中閉鎖音の音響特徴と知覚の手がかりを明らかにした。日本語に関しては,語頭においてVOT以外の音響特徴として後続母音のfoが有効であること,しかしVOTとfoの使われ方は方言により異なること,知覚におけるfoのかかわりは極めて限定的であることを示した。学習者に対する音声教育に関しては,平音と激音の区別にfo(ピッチ)の違いを利用した指導法の有効性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日韓の語頭閉鎖音はそれぞれ二項対立と三項対立を成し言語学的には大きく異なるが,音響音声学的にはどちらもVOTと後続母音のfoの二つのパラメータで記述することができる。両言語は語頭閉鎖音のVOTに通時的変化が起こっており,その詳細を明らかにすることは言語学への貢献はもちろん,それぞれの言語の学習者に対する音声教育にも役立つものと考える。
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