研究課題/領域番号 |
17K02688
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 福岡女子大学 |
研究代表者 |
坂本 浩一 福岡女子大学, 国際文理学部, 教授 (30225809)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 日本語語彙 / 漢語 / 明治時代 / 対訳辞書 / 日本語語彙研究 / 明治期日本語資料 / 日本語学 / 近代語 / 日本言語文化史研究 / 国際言語文化交流史研究 / 日本語翻訳語彙研究 / 日本語翻訳語語彙研究 / 日本語漢語語彙研究 / 言語学 / 語彙 / 辞書 |
研究成果の概要 |
現代日本語語彙体系の通時的変化を研究する際に、その基盤を形成した明治期漢語語彙のありさまを観察することはたいへん重要なことである。明治期の対訳辞書、特に英和辞書資料の分析によって、明治初期に多く産み出された「新漢語」を軸とした漢語語彙の実態をうかがう作業は有効な取り組みとなる。 本研究成果報告は、『漢英対照いろは辞典』、『漢語英訳辞典』、『英語節用集』といった英和対訳辞書を軸として、明治初期における漢語語彙の分析考察を進めたものの集成である。課題担当者は、その成果が日本語語彙研究部門における学術研究の進展に寄与するものとなることを期待している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代日本語語彙の根幹を形成する漢語語彙が質量ともに大きく飛躍したのは、明治初期の所謂新漢語算出の時代においてであった。新漢語類は、英学を主軸とする近代洋学世界の現場で多くを観察できる。翻訳活動の成果である対訳辞書資料には、当期漢語語彙に関する言語情報が豊富に包含されている。 本研究課題は、明治初期に残る対訳辞書資料類を広く対象とし当代漢語語彙の実相をできる限り掘り起こし観察を試みたものである。『漢英対照いろは辞典』ほか対訳辞書資料群が遺した日本語語彙の基幹に関わる言語的探究は、日本語語彙研究領域を豊かに拓くのみならず、国語教育日本語教育における語彙教育の分野にも多くの知見を与えるものである。
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