研究課題/領域番号 |
17K02697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
森田 順也 金城学院大学, 文学部, 教授 (20200420)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 形容詞化 / hapax / 創造性 / 反語彙主義 / 分散形態論 / 統語‐形態インタフェース / 大規模コーパス / 統語ー形態インターフェイス / 言語能力 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、英語の種々の形容詞化表現を規則的に生成するメカニズムを明らかにすることによって、形態的機構の仕組み及び統語的機構との相互関係を解明することにある。日英語の形容詞派生語及び複合語に関する広範な事実観察に基づき、両言語の共通点・相違点を分類した上で、形容詞化システムの妥当なモデルを提案する。①「適正に分配された語形成」のモデル―各タイプの意味的・形態的・統語的情報は各々の関連した文法モジュールに最適に分配される、②「動的語形成理論」―統語的・談話的環境で複雑語を生産的に作る創造的語形成は、形態統語的操作の制限を緩和し形態論的可能性を拡大させる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、子供による言語の獲得、とりわけ語彙の獲得の説明―子供が短期間に大量の語を獲得できるのはなぜか―を最終目標として、日英語の形容詞化現象に焦点を当てて、そのメカニズムを明らかにするものである。形容詞化表現と基の表現の共有する中核構造は、一般原理に従って統語機構で構築される。一方、語形の加工は形態機構で行われ、語が組織的に生成される。提示されるメカニズムは、広範なデータと新たな手法を用いて統計的に実証される。本提案は、語彙部門で利用可能な情報、および形態‐統語の相互関係を厳しく制約する故に、子供が短期間に語彙を獲得することを可能にする言語能力の解明に重要な寄与をなすことができる。
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