研究課題/領域番号 |
17K02715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
上田 広美 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (60292992)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | クメール語 / カンボジア語 / 動詞 / 複数動詞文 / 動詞連続 / カンボジア |
研究成果の概要 |
本研究は、現代クメール(カンボジア)語において、接続詞の介在なく複数の動詞が連続して一文中に現れる文を対象としたものである。このような複数動詞文について、書記資料、口語資料の用例を収集し、どのような動詞が連続するのか、連続中の動詞の位置と共起制限についてを中心に分析を行った。また、国語研究を行うカンボジアの高等教育機関、および、用法が類似する複数動詞文を有するタイ語の研究者からも指導と助言を得ることで、言語教育への応用を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現代クメール語の複数動詞文の中で主に移動と結果を表す動詞について記述したものである。本研究の成果は雑誌論文として発表された他、日常的に外国語としてのクメール語教育活動を行っている本研究代表者によって、一般向けのクメール語文法書及び語彙集作成のために活用されることで、社会・国民一般に対して広く還元される。また、本研究では、海外協力者として、カンボジア人研究者およびタイ人日本語研究者の協力を得たが、講演とワークショップを行うことで参加者に孤立語と日本語の対照に関する知見を示し、研究や言語教育の実践への応用が期待できる。
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