研究課題/領域番号 |
17K02719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
西嶋 義憲 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (20242539)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | サイン表現 / 機能的対応 / 意味的不対応 / 日本語 / ドイツ語 / 言語景観 / 機能的に対応 / 意味的に非対応 / 当たり前 / 対照 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本とドイツにおいて機能的には対応するが、意味的には対応するとは言えない公共サインに着目し、言語表現に認められる意味上の差異を類型化した上で、その違いの理由を探ることにある。全く異なる意味情報を提供するものを説明するためには、当該社会のコミュニケーションにおいて何が「当たり前」なのか、つまり、何が期待されているのか、その行動原則の違いと関係づける必要がある。本研究では、それぞれの社会で提供されることが期待される意味情報の違いを抽出し、日本語社会とドイツ語社会で「当たり前」とされるコミュニケーション行動の基本的な考え方、情報提供法などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本とドイツの機能としては類似しているが、意味情報に差異が顕著に表れる公共サインの言語表現に焦点を絞って調査を行った。このような表現の分析はこれまで散発的に事例としては取り上げられることはあっても、客観的かつ体系的には分析されてこなかった。そこで、本研究は公共サインの言語表現を用いることにより、フィールドワークにより機能的には対応するが、意味に差異がある表現の収集と分析が客観的かつ体系的な形でできることになった。そこに本研究の意義を認めることができる。
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