研究課題/領域番号 |
17K02725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岸田 文隆 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (30251870)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 対馬 / ハングル書簡 / 江戸時代 / 朝鮮語学書 / 小田幾五郎 / 漂流民 / 倭館 / 朝鮮語通詞 / 対馬宗家文書 / ハングル文書 / 書状集 / 韓牘集要 / 片紙集 / 交隣須知 / 異船一件 / 虎説 / 漂民対話 / 復文録 / 中村庄次郎 / 異国船一件 / 雨森芳洲 / かな表記朝鮮語 / 束田多四郎 / 倭学訳官 / 浦瀬裕 / 崔鶴齢 / 多田主計 / 苗代川 |
研究成果の概要 |
江戸中期から明治初期にかけて分布している日朝往復ハングル書簡類を網羅的に収集し、翻刻・和訳・文献言語学的考察を付したデータベースを構築することを企図した。日朝往復ハングル書簡類は、従来公開がなされていなかった等の理由により、その全貌を把握することが困難であったが、近年の資料公開の機運に乗じ、網羅的な調査・分析を企図したものである。具体的には、長崎県対馬歴史研究センター、韓国国史編纂委員会などに所蔵される対馬宗家文庫ハングル書簡類や、対馬鍵屋歴史館に所蔵される「書状集」、「片紙集」などのハングル書簡集を収集しデータベースを作成した。これら諸資料には従来学界未見のものがいくつか含まれている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で構築したデータベースは、従来、解読が困難なため他の研究者が利用できなかった資料や、存在すら知られていなかった資料・閲覧調査が困難であった資料を含んでおり、朝鮮語史、日本の朝鮮語学史、日朝関係史などの研究に、新たな情報を提供するものであり、それら研究の進展に役立つものである。
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