研究課題/領域番号 |
17K02740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 明治大学 (2019) 目白大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
大矢 政徳 明治大学, 国際日本学部, 専任准教授 (60318748)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 依存文法 / 統語論 / コーパス言語学 / 日英語間構造的不一致 / 日英語パラレルコーパス / 統語的不一致 / 翻訳 / 日英パラレルコーパス / 一語文 / 依存木の構造的不一致 |
研究成果の概要 |
平成29年度においては、日本語と英語との間の翻訳可能性を一定の原理に沿って分類する方法についての客観的なデータに基づいた重要な示唆が得られた。 平成30年度においては、特定の国の出身者が産出した英文中で特定の依存関係タイプが比較的高頻度であった場合や、出身国の違いに関わらず高頻度であった依存関係タイプがコーパス分析の結果観察された。また、科学技術分野の英文では、複合名詞や、形容詞が名詞に依存している関係の頻度が、他のジャンルと比較して高いことなどが明らかとなった。 令和元年度においては、複数の文の統語的不一致の明示的記述、およびコーパスデータの統計的処理についての知見を深めることが可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日英語間の統語的不一致を明示的に記述し、その結果得られた知見をより効率的な英語学習に応用する可能性を探る、という本研究の目的は、助成期間中に得られた研究成果により完全に達成されたとは言えないものの、今後もこの問題意識をもって研究を進めていくことは、当初の目的であった英語教育への応用可能性を拓くものである。本研究の結果得られた知見の英語教育への応用が実現するならば、現在は一部の語学熟達者によって占有されている暗示的知識を明示化し伝達可能とすることに繋がり、これが一般に語学学習の可能性を広げることが期待される。
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