研究課題/領域番号 |
17K02741
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
藤田 護 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 講師 (50726346)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 危機言語 / パースペクティビズム / 口承文学 / 口承史(オーラルヒストリー) / 先住民言語 / オーラルヒストリー / 証拠性 / 言語人類学 / 文化人類学 / アイマラ語 / アイヌ語 / ボリビア研究 / 口承文学研究 / 先住民文学 / オルタナティブ・リテラシー |
研究成果の概要 |
アンデス先住民言語であるアイマラ語および日本の先住民言語であるアイヌ語について、聞き取り調査を通じて新たなデータを収集しつつ、かつて収集された未公刊・未公開になっている資料についてその回復作業を進めることができた。また、これらの口承文学(口頭で伝承された物語)の内容を、人類学の新しい理論的動向に基づいた、人間と動物を含めた世界の諸存在との関係が物語の内容にどのように現れているかという観点から、分析を進めることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いわゆる「危機に瀕した言語」とされるアンデス先住民言語および日本のアイヌ語については、アイマラ語には現代においても多数の話者がおり、アイヌ語についても若い世代を中心に言語を回復しようとする動きが進んでいる。このような現代的な状況に対して、資料の記録と回復と公刊は研究者が行うことのできる重要な貢献であり、その意味で社会的意義があった。また、アンデスとアイヌの口承文学が近年の文化人類学における研究動向であるパースペクティビズムの観点からどのように分析できるかは、いまだに十分に取り組まれていない研究主題であり、その点において学術的意義があった。
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