研究課題/領域番号 |
17K02750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 福岡大学 (2021-2023) 北陸大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
伊伏 啓子 福岡大学, 人文学部, 准教授 (40759841)
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研究分担者 |
塩山 正純 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10329592)
朱 鳳 京都ノートルダム女子大学, 国際言語文化学部, 教授 (00388068)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 近代来華宣教師 / 中国語文法書 / 欧文資料 / 品詞分類 / 官話 / 讃美歌 / 来華宣教師 / 翻訳 / 中国語文法 / 漢字翻訳語彙 / 量詞 / 冠詞 / 形容詞 / 近代西洋人の中国語研究 / 中国語教科書 / 品詞 / 中国語学 / 文法書 / 近代西洋人による中国語研究 / 名詞 / 副詞 / 代名詞 / 漢字 / James Summers |
研究成果の概要 |
本研究は、19世紀に欧米から来華した宣教師や中国で活躍した外交官、ヨーロッパの中国研究者によって書かれた中国語文法書に注目し、現代の中国語文法研究に繋がる品詞論と文法論が成立してゆく過程を、系統的に・総合的に記述することを目的とした。19世紀の欧米人による中国語研究は、「馬氏文通」(1898) に始まる中国人が西洋の新しい知識を得て中国語研究を行う前段階に位置し、中国語文法研究史の一端を担う重要な時期であると考えるが、これらの研究成果や知識が中国人に与えた影響や継承関係を明らかにすることは容易ではないことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は19世紀の欧米人によって行われた中国語研究の品詞論に焦点をあて、彼らによって編纂された中国語文法書の章立てと内容を品詞論的に分析した。ここから、欧米人の母語である西洋言語と中国語を比較分析する過程が見られ、比較によって西洋人が見出した中国語の特徴を見出せる。また、19世紀に出版された複数の西洋人による中国語文法書を分析することにより、欧文資料における中国語文法研究史を明らかにすることができる。さらに、現在の中国語文法研究と比較することにより、19世紀の欧米人によって行われた中国語研究の価値を明らかにすることができる。
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