研究課題/領域番号 |
17K02751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
樋口 謙一郎 椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (40386561)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 韓国 / 言語政策 / 言語権 / 地域方言 / 社会方言 / 消滅危機言語 |
研究成果の概要 |
韓国の言語権問題の理論的追究と課題抽出、韓国の法制度と言語権との関連性についての考察を行った。韓国の国民国家形成と言語関連の諸制度の関連性、およびその社会的受容の経緯を明らかにする作業の一環として、米軍政期の言語政策、韓国の長編小説の分析、オラリティをめぐる議論、済州島および全羅南道における言語権関連のイシューも研究に組み込んだ。発展的、応用的研究にも注力し、韓国における社会方言と言語政策の関係についての研究を推進した。さらに、外部研究者の協力を得て、日本、東南アジア(主にマレーシア、シンガポール、タイ)の事例との比較研究にも着手した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
韓国の言語権について十分な質・量の資料を利用し、法政策や歴史的経緯を踏まえて総合的な考察を試みた研究は、韓国でも十分に行われていなかった。本研究では、言語政策の動向が今後の韓国の社会統合の鍵を握るという認識に立って、研究の空白を埋めるとともに、その成果によって今後の言語政策研究の学術水準の向上に貢献することを目指した。また、米軍政期の言語政策、長編歴史小説の分析、オラリティをめぐる議論、社会方言を扱った研究業績は、今後の言語権研究、言語政策研究の新たな視点と手法を提供しうると考える。
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