研究課題/領域番号 |
17K02762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
田中 幹大 甲南女子大学, 国際学部, 准教授 (10555072)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 心理言語学 / 換喩 / 文産出 / 統語的プライミング / 言語産出 / メトニミー / バイリンガル / プライミング / 換喩表現 |
研究成果の概要 |
この研究では日本語と英語の換喩表現の産出を心理言語学的な実験を使用して比較した。その結果、ヒトは換喩表現を使用した後は同じ表現で産出する傾向が高くなった。さらに統語的表現もそのまま繰り返し使用される傾向も高くなり、言語における違いも見られなかった。よってヒトは概念的(意味的)情報と統語的情報を独立して構築しており、言語産出モデルの新たな側面を明らかにする結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
換喩表現の産出という研究は心理言語学の文産出という分野において研究が進んでおらず、本研究では新しい側面を明らかにすることができたという点で学術的に大きな意義があると考えられる。また日本語と英語を比較し、言語における違いがないかを明らかにすることで、バイリンガルの脳内言語認知機構の理解を促進し、母語と第2言語の2言語それぞれのより効果的な教授法や、教材の開発などにつながるとも考えられる。
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