研究課題/領域番号 |
17K02773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
福岡 昌子 三重大学, 地域人材教育開発機構, 教授 (70346005)
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研究分担者 |
野呂 雄一 三重大学, 教養教育院, 教授 (50189453)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 日本語教育 / 音声 / 第2言語習得 / 破裂音 / 北京方言 / 上海方言 / ソウル方言 / EGG / 知覚・生成 / 中国語・韓国語・日本語 / EGG |
研究成果の概要 |
これまでの研究成果は断片的で、東アジア言語学習者の知覚と生成のメカニズム全体を証明することができず、新たな実験と考察が必要であった。東アジア言語学習者(北京語・上海語・韓国語・日本語)の日本語破裂音の範疇知覚がどうなっているのか、方言の違い、母語話者と第2言語学習者による違いを提示できた。研究の結果、範疇知覚の有意差を示したのは、語頭では北京語>上海語>韓国語で、語中では韓国語>上海語>北京語の順であった。日本人の声門開放率はp>bで、pは濃音(韓国語)や無声無気破裂音(北京語・上海語)とほぼ同値で、bはどの方言話者より小さいことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国語(北京語・上海語)・韓国語話者の日本語破裂音の習得において、知覚と生成における破裂音習得の違いを明示できた。範疇知覚やEGG(Electroglottography)による分析の結果、4方言話者の相互類似性と差異性について興味深い結果を提示することができた。
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