研究課題/領域番号 |
17K02797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
辛島 美絵 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (60233996)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 仮名文書 / 日本語史 / 文体 / 古文書 / 鎌倉時代 / 語彙 / 研究資料 / 接続表現 / 述語 / 譲状 / 資料性 / 接続詞 / 動詞述語 / 資料 / 表現 / 国語学 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本語史研究資料としての仮名文書(仮名が使用されている古文書)の資料性の解明を目的としたものである。鎌倉時代の仮名文書の文体に着目し、漢字専用文書や文学資料の文章との比較を行った。その結果、仮名文書の特色と見られる文章上の事項を明確にし、そこに「話し言葉」との共通性が認められることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中世以前の日本語の話し言葉を解明するための研究資料はきわめて少ないが、本研究テーマの追求により、仮名文書が当時の日常の話し言葉を知るための研究資料となることを示し、都以外の地域の貴族以外の人々の言語表現を知るための研究資料となることを明確にした。今後、仮名文書を日本語史研究に活用していくことによって、中世以前の文章・文体史研究の発展、ならびに地域・身分に広がりを持った日本語の歴史記述が可能になる。
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