研究課題/領域番号 |
17K02798
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 鹿児島国際大学 |
研究代表者 |
松尾 弘徳 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 准教授 (40423579)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 方言文法 / 新方言 / 日本語文法史 / 鹿児島方言 / 文法変化 / 九州方言 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本語史の知見を生かした新方言の文法研究に取り組むことを企図したものであった。「方言の文法は各地で自由気ままに変化しているわけでは決してなく、一定の方向性が見られる」という見通しのもと、鹿児島県における新方言に関する調査の概略及びその分析結果に関する研究をおこなった。 その成果として得られた「同意あいづち表現ダカラヨ」「終助詞ダッテ」に関する鹿児島地域の新方言に関する研究は、文法史研究と方言研究のインターフェース(接点)を見出してゆきたい、という当初の目論見をある程度達成できたものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、鹿児島県における新方言に関する調査の概略及びその分析結果に関する研究をおこなった。研究内容としては「同意あいづち表現ダカラヨ」および「終助詞ダッテ」に関わるもので、これらはいずれも鹿児島地域における新方言とみられるものである。若年層への聞き取り調査から得られたデータに着目することで鹿児島の伝統的方言がどのように変容しつつあるかを成果としてまとめた。 このような視点からの研究をおこなうことで、方言内部における言語変化の様相が明らかにでき、このことにより日本語方言分野の研究領域に一定の貢献ができたものと考えている。
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