研究課題/領域番号 |
17K02807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
守屋 哲治 金沢大学, 学校教育系, 教授 (40220090)
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研究分担者 |
堀江 薫 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (70181526)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 名詞修飾節 / 言語類型論 / 対照言語学 / 第2言語習得 / 日本語 / 英語 / 中国語 / 韓国語 / 言語学 / 英語学 / 複文構造 / 日英語対照研究 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語の名詞修飾節構造が中国語や韓国語などと共通性を有するにもかかわらず、主節と名詞修飾節との間の垣根がより低い日本語において語用論的推論を用いて解釈を行う名詞修飾節の生産性が高いことを示し、それと連動して、第2言語としての英語の学習者においても日本語母語話者が中国語や韓国語母語話者などよりもより広い範囲の名詞修飾節に関する誤用があることを明らかにした。以上のことから、認知類型論的な個別言語の差異が、第2言語習得における干渉に影響を及ぼしていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語の認知的側面に注目した研究は近年盛んに行われているが、言語習得を視野に入れた理論的・実証的研究はそれほど多いとは言えない。本研究では、認知類型論的観点から日本語の名詞修飾節の特徴を明らかにするだけでなく、その特徴が実際に英語を習得する際にどのように影響するかについて実証的に明らかにした。 このような研究の方向性は、認知類型論で取り扱っている他の現象にもあてはめることができ、言語の認知的側面の研究と言語習得の研究の架橋的役割を果たすと考えられる。
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