研究課題/領域番号 |
17K02820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
池尾 玲子 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (20216485)
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研究分担者 |
中尾 雅之 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (00733403)
重松 恵梨 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 助教 (80884113)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語学 / 文体論 / 話法 / 語りの時制 / 21世紀現在時制小説 / 20世紀過去時制小説 / 直接話法 / 間接話法 / 物語の語りの時制 / 現在時制の小説 / 時制 / コーパス / 過去時制の小説 / 自由間接話法 |
研究成果の概要 |
近年増加傾向にある現在時制で書かれた英語小説の語りを、従来の過去時制による語りとの差異が顕著に現れる話法に着目して、その文体的特徴を解明した。小説の話法を分析する手段として、2つのコーパスを作成した。1つは過去時制のテキストから成り、もう一方のコーパスは2000年以降に出版された現在時制の小説のテキストから成る。この2つのコーパスに品詞とともに話法のカテゴリーをタグ付けし、直接話法、間接話法、自由間接話法などが2つのコーパスでどのように使われているかを数量的・質的両面から比較検証した。現在時制の小説では、語り手の物語を推進する働きが抑制され、登場人物の視点がより強調されることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語小説において、語りに現在時制が広く用いられるようになったのは、21世紀に入ってからであり、本研究はその包括的なデータが入手可能になってから世界的にも最も早くその文体研究に着手したものである。現在時制小説を数量的に分析するだけでなく、文体論、特に話法の視点から過去時制小説と比較した本研究は、現代の現在時制小説の物語論、文体論、話法の研究の先駆けとして、今後の発展に大いに貢献するものである。
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