研究課題/領域番号 |
17K02821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
三浦 弘 専修大学, 文学部, 教授 (00239188)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 音声・音韻 / 英語の多様性 / 社会音声学 / 発音変種 / 音声分析 / イングランド北部英語 / マン島 / 英語方言 / マン島英語 / マン島語 |
研究成果の概要 |
イングランド北部の数地点とマン島において、英語の各地域方言発音を現地にて録音し、音声特徴の現状を社会音声学的な手法で記録し分析した。社会音声学的な手法というのは、地域的な相違のみならず、被験者の社会的階級や年齢などを考慮して方言発音の変異を分類し、音響的な音声分析の結果に基づいて音韻体系を考察するものである。調査はマージサイド州リバプールとマン島(平成29年度)、ランカシャー州プレストンとヨークシャー州ブラッドフォード(平成30年度)、及びランカシャー州ランカスター(令和元年度)にて実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリスにおける本格的な英語方言調査は1950年代からの「英語方言調査」(the Survey of English Dialects)に始まり、多数の知見が集められているが、言語は常に変化しているので、方言調査に終わりはない。本研究課題では地域差のみならず、被験者の社会的階級や年齢を分類して音声を収録して、音響的な音声分析に基づいてデータを考察し、定説とみなされている知見にも例外があり、地域を超えた下層階級方言に共通して見られる音声特徴、及び新しい音韻体系の変化傾向を示すことができた。
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