研究課題/領域番号 |
17K02825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
石黒 太郎 明治大学, 商学部, 専任教授 (60296548)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 古英語 / 相関構文 / 韻文 / 挿入語句 / 英語史 / 英語学 / 歴史言語学 / 中世英語文献学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、古英語の韻文において同じ不変化詞が2つの節の冒頭に現われて相関し、節と節を統語的に結びつける用法を、主要な韻文作品を調査して、現代英語の文の構造とは異なる、古英語韻文の文の構造の用例を収集し、分析した。調査の過程で、統語的に繋がりのある2つの節の間に入り込む節、すなわち挿入語句の重要性が明らかとなり、古英語韻文における挿入語句が統語に及ぼす影響を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究で、挿入語句として、特別な句読法(例えばダッシュ、括弧)で目立つようにこれまでの校訂テキストで示されてきた多くの節は、実は現代英語の「文」の概念に縛られてテキスト校訂を行ったことによって生まれたものであり、節と節とが緩やかにつながる古英語の韻文作品における統語法の中では特別な存在でなかったことを、この研究で示すことができた。
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